霊場恐山|宿坊 吉祥閣

北海道・東北の宿坊

霊場恐山|宿坊 吉祥閣

編集時の情報ですので最新の情報や詳細の情報は各宿坊にお尋ねください。

●特色

青森県下北半島のむつ市、宇曽利山湖(うそりやまこ)のほとりに広がる霊場恐山(おそれざん)。その境内に唯一泊まれる宿が、宿坊 吉祥閣(きっしょうかく)です。恐山は貞観4年(862年)に慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)によって開山されたとされ、日本三大霊場のひとつに数えられる聖地。この山に一夜泊まるという体験そのものが、旅の特別な記憶となります。精進料理・朝のお勤め・境内の温泉と、他のどこにもない宿坊体験を求める方に、吉祥閣は唯一無二の選択肢です。

日本三大霊場・恐山菩提寺の宿坊

山号を釜臥山(かまふせさん)とする恐山菩提寺延命地蔵菩薩を本尊とし、現在は曹洞宗・吉祥山円通寺が管理しています。慈覚大師円仁は唐留学中に「東へ向かうこと30余日の霊山にて仏道を広めよ」との夢告を受け、帰国後にこの地に辿り着いたと伝えられます。その後、室町時代の戦乱(康正年間の蛎崎の乱)により一時荒廃しましたが、享禄3年(1530年)に聚覚和尚が恐山菩提寺を再興。以来、曹洞宗の寺院として現代まで受け継がれています。さらに明治4年(1871年)には、戊辰戦争で会津藩から転封となった斗南藩の仮藩庁が本坊・円通寺に置かれるなど、東北の歴史の激動とも深く関わってきた霊場です。

地獄と極楽が共存する唯一無二の景観

恐山の境内は、まさに「現世を超えた空間」と呼ぶにふさわしい景色に満ちています。八つの山(外輪山)に囲まれたカルデラ地帯には硫黄ガスが立ち上る荒涼とした岩場が広がり、賽の河原の小石の山が続く一帯は古来「地獄」に見立てられてきました。一方、カルデラ湖・宇曽利山湖の湖畔には白砂の浜が横たわり、透き通るエメラルドグリーンの水とのコントラストが「極楽浜」と呼ばれる絶景を作り出しています。宿坊に泊まり、参拝客が去った夜や早朝に静寂の中でこの風景を独り占めできるのは、吉祥閣に泊まる者だけの特権です。

硫黄泉の温泉が境内に湧く、唯一の宿坊

吉祥閣が宿坊の中でも特別に語られる理由のひとつが、境内に湧く温泉です。恐山の温泉は活発な火山活動がもたらす硫黄を含む酸性泉で、古来「薬湯」として参拝者の神経痛・胃腸・眼病などへの効能があると伝えられてきました。宿坊内の大浴場のほか、境内には4か所の湯小屋があり、夜に一人で湯小屋へ向かうだけで「ここが恐山だ」という実感が迫ってきます。硫化水素の影響で部屋にテレビなどの電化製品は置かれていませんが、それもまた俗界から切り離されるこの地ならではの体験。口コミには「立派な建物で清潔」「宿坊とは思えないほどの大きな施設」という声も届いています。

精進料理・朝のお勤め・写経体験

食事はすべて精進料理。宿泊者全員が食堂に揃い、共に食卓を囲む時間は、霊場での体験をより深く刻み込んでくれます。口コミでは「バラエティ豊かで濃い味付けが美味しかった」「漬物や天ぷらなどお腹いっぱいになった」と高評価が続きます。翌朝6時半からの朝のお勤め(原則全員参加)では、読経やご祈祷を通じて恐山の信仰に触れることができます。また希望者は写経体験も可能。日によっては院代(住職代理)による法話が行われることもあります。滞在中は基本的に自由時間が多く、宿坊体験が初めての方でも無理なく過ごせると好評です。

恐山大祭と、イタコの口寄せ

毎年7月20日〜24日に開催される夏の恐山大祭、および秋詣り(10月の体育の日を最終日とする3日間)の期間は、多くの参拝者が全国から集まります。この時期の境内では、「イタコ」と呼ばれる女性霊媒師による「口寄せ」が行われ、亡き人と言葉を交わすような体験が生まれます。イタコたちは昭和30年代から大祭に集まるようになったとされており、最盛期には30人を超えていましたが、現在は数人程度。貴重な民俗文化に触れられるこの時期に宿泊をご希望の場合は、早めの予約と情報収集をおすすめします。

宿泊のご案内・アクセスについて

吉祥閣は開山期間(5月1日〜10月31日)のみの営業で、冬季は閉山となります。予約は電話または文書での受付のみで、ネットや旅行代理店からの予約はできません。料金は1泊2食・お一人様17,000円(入山料900円別途)、20名以上の団体は15,000円(入山料800円)。チェックインは午後2時から、最終受付は午後5時まで。夕食は午後6時、消灯は午後10時、チェックアウトは午前10時です。アクセスはJR大湊線・下北駅からバスで終点下車、徒歩3分。下北半島の奥地に位置する恐山だけに、道中もまた旅の醍醐味のひとつ。「ここに来なければ出会えなかった」という体験が、きっと待っています。

●都道府県

青森県

●住所

むつ市大字田名部字宇曽利山3-2

●アクセス

JR大湊線下北駅バス終点下車徒歩3分

●電話番号

0175223826

●おおよその予算

17,000円

●部屋の種類

個室(和室)

●インターネット環境

なし

●設備・サービス

大浴場, 温泉, シャンプー, リンス・コンディショナー, バスタオル, タオル, ハブラシ, ドライヤー, ドレッサー, 朝食, 昼食, 夕食, 自動販売機, 浴衣

●チェックイン

14:00~14:00

●チェックアウト

10:00

●ホームページ

恐山の宿泊 | 霊場恐山(公式)
恐山の宿坊「吉祥閣」のご案内です電話または文書にて、予約をお願いします。1泊2食お一人様 17,000円です。その他に入山料 900円を頂きます。小学生半額、幼児は無料です。20名以上の団体様は、お一人 15,000円です。入山料は800円...

●Facebookページ

●体験

精進料理,写経

●口コミ

吉祥閣には、トリップアドバイザーをはじめ宿坊なびや旅行ブログなど複数の媒体から宿泊口コミが寄せられています。トリップアドバイザーでの総合評価は4.5(25件・むつ市の温泉旅館1位)と高く、清潔感(4.8)・客室(4.4)が特に高い評価を受けています。「宿坊とは思えないほど大きく清潔な建物」「高級旅館と言ってもいい」という声が複数届いており、宿坊体験が初めての方から旅好きのリピーターまで幅広く支持されています。以下、実際に届いた声をテーマ別にご紹介します。

施設・客室・設備への評価

吉祥閣の建物の大きさと清潔さは、多くの口コミで真っ先に触れられるポイントです。トリップアドバイザーには「とても大きな建物で、まるで最新ホテルのようなエントランス。ロビーもとても広く照明もおしゃれだった」「宿坊に来る前に聞いてはいたが、お寺の宿坊とはとても思えない立派な建物だった」という声がありました。客室については「2部屋あり、大人数でも宿泊できるような作りで、とても広く洗面台も2台あった」「部屋は旅館なみによく清潔だった」という口コミが届いています。

宿坊なびには「宿坊内が綺麗で驚きました。全体的に清潔で落ち着く雰囲気で普通のホテルのようで驚きました」というコメントも寄せられています。一方で、部屋にはテレビなどの電化製品が置かれていないことも複数の口コミに記されており、「電化製品は火山性ガスに含まれる硫化水素の影響ですぐ故障してしまうため」とトリップアドバイザーに記述がありました。これについても「携帯が通じないのとテレビがなかったことが何よりも良かった」「非日常を体験するには良い宿泊場所」と、むしろ俗世から切り離される体験として前向きに受け取る声が届いています。なお、宿坊内の大浴場にはドライヤーが設置されているとの記述もありました。

硫黄温泉への評価

吉祥閣の口コミで特に熱量高く語られるのが温泉体験です。トリップアドバイザーには「大浴場はとてつもなく広い。酸ヶ湯温泉の千人風呂並みの広さで、石張りの近代的な浴槽で実に気持ちがいい。源泉掛け流しで、食事中の飲酒禁止なこと・朝のお勤めがあることを除けば高級旅館と言ってもいい」という詳細な口コミがありました。「硫黄泉のお湯は最高だった。境内のお風呂は雰囲気がありますし、宿坊の内風呂は驚くほど大きくて気持ちよかった」という声も届いています。

夜に境内の湯小屋へ向かう体験については、「明かりが少ない中、真っ暗な湯小屋に向かうだけでもここが恐山であることを実感できる。小さい湯小屋は大浴場と違いダイレクトに熱いお湯が注がれているので水で調節しながら入浴した。ここでも自分が今、あの恐山の湯小屋に夜一人でいることが実感できてゾクゾクゾワゾワした」というリアルな口コミもありました。「夜に入っていると風が強いこともありとても怖い感じだったが、なかなか経験できるものでもなくとても良かった」という声も複数届いています。外風呂は「露天風呂(男湯・女湯・混浴)の3種類」との口コミもあり、湯加減が絶妙で気持ちよかったという評価がありました。

精進料理への評価

精進料理への評価は総じて高く、「野菜中心とは思えないボリュームと美味しさ」という声が共通しています。宿坊なびには「精進料理は非常に豪華でバラエティに富んだ品目が出てきたのですが、濃い味付けで非常においしかった」「精進料理はレパートリーも多く漬物や天ぷらなどお腹がいっぱいになるメニューたちで満足です」という口コミが届いています。トリップアドバイザーには「夕食は精進料理で、なかなかおいしくておかわりを3杯もしてしまった」「精進料理もおいしくいただきました」という声も複数ありました。

食事の作法にも注目した口コミがあり、「箸袋の中からお箸を出すと『霊場 恐山』の文字。夕食時に配られたこのお箸は翌朝の食事でも使い、その後は持ち帰りOK」という体験談が旅行ブログでも紹介されています。夕食は午後6時から宿泊者全員で食堂(じきどう)にて揃っていただくスタイルで、「みんなでいただき、バラエティに富んだ豊かな品目で最後まであきさせることなく、多めの品目なので満足できた」というまとめ口コミも届いています。アルコールは食事中は禁止ですが部屋での飲酒はOKで、ビールの自動販売機があるとの口コミもありました。

朝のお勤め・写経体験への評価

翌朝6時半からの朝のお勤めについては、「貴重な体験だった」「心が洗われる」という評価が口コミで繰り返し登場します。トリップアドバイザーには「朝のお勤めに参加すると、名前を呼んでいただいてご祈祷をしていただける」「宿泊者の名前を読んでいただいて祈願していただける。とても貴重な体験ができる」という口コミがありました。宿坊なびには「2日目に朝のお勤めと呼ばれる法話を行った後、朝10時にはチェックアウトを行った」という体験談のほか、「朝のお勤めの読経はなかなか集中できなかったが、この時間を過ぎれば後は自由に温泉に入っていい」という感想も届いています。

食後に行われることのある副住職の法話も宿泊者から好評で、「面白おかしく恐山についてお話していただけたが、最後には死者と生きている私たちとのかかわりについてありがたいお話を聞くことができた。『恐山には幽霊はいないが死者はいる』という言葉がよく理解できた」というトリップアドバイザーの口コミが印象的です。「夕食後の住職さんの法話が漫談並みに面白かった」という声もありました。また、写経を目的に訪れた方の口コミには「写経は自分の部屋でした。部屋は広く一人だと少し怖かったが、夜散歩をすると山の上ということでとても星空がきれいだった」という体験談が届いています。

恐山での宿泊体験全体への評価

「宿坊体験」そのものの体験価値を評価する口コミも数多く届いています。「宿坊に泊まる利点は、誰もいなくなった静かな恐山をゆっくりと回ったり温泉に入ることができることで、宿坊に泊まらないと夜や早朝の恐山は体験できない」「朝晩の精進料理も早朝のお勤めも含め得難い体験ができた」「非日常を体験するには良い宿泊場所で、静かな時間を過ごしてみるのもいい」という声がありました。「全体的なスケジュールは朝のお勤め程度しか修行という要素はなく、自由時間も多いので気軽に宿坊体験が行える寺院だと思う」という宿坊初体験者の感想も届いており、宿坊を初めて体験する方にも過ごしやすい環境が整っていることが伝わります。

日本三大霊場の境内に建つ吉祥閣は、清潔で広い客室・源泉掛け流しの硫黄温泉・精進料理・朝のお勤め・写経と、恐山宿坊ならではの体験が凝縮された唯一の宿泊施設。「またいつか訪れたい」という声が各媒体で繰り返し届けられている、心に深く刻まれる宿坊です。

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ユーザーの声・口コミ・評判

  1. 宿坊 なび より:

    コメントを編集宛にいただきましたのでご紹介。

    吉祥閣を始めて見た印象としては「立派な寺院」という感でした。宿坊にかかる値段も12000円と今まで言った事のある寺院の中でも割高な料金設定でしたがこの外観であればそれも頷けるという物です。食事に関しては色とりどりの野菜や野菜の揚げ物などバラティ豊富です。2日目の朝に行われる朝のお勤めでは滝に打たれ身を見辞める事によりすがすがしい気分になることが出来ました。全体的なスケジュールとしてはこの朝のお勤め程度しか修行という要素はなく自由時間も多いので値段は割高ですが気軽に宿坊体験が行える寺院だと思います。

    智也

  2. 宿坊 なび より:

    コメントを編集宛にいただきましたのでご紹介。

    霊場恐山で宿坊を行った感想としては、非常に荘厳な雰囲気で周囲は火山活動が行われ温泉が噴出しているので下界とは比べ物にならないほど現実離れした空間だと感じました。霊場恐山では一日目にはチェックインを行ったとはほぼ自由時間のようなもので、2日目に朝のお勤めと呼ばれる法話を行った後朝10時にはチェックアウトを行いました。精進料理は非常に豪華でバラエティに富んだ品目が出てきたのですが、濃い味付つけで非常においしかったです。アメニティも豊富でしたし温泉にも入る事が出来たので正直宿坊という感じは薄いです。

    なおき

  3. 宿坊 なび より:

    コメントを編集宛にいただきましたのでご紹介。

    吉祥閣は恐山にある神社であり、ここでは温泉に入る事ができる宿坊という事でやや旅行気分でいっていきました。ただそんな浮ついている気持ちとは裏腹に宿坊体験はなかなかハードな物であり、朝起きてすぐの朝のお勤めの読経はなかなか集中することができませんでした。ですがこの時間を過ぎれば後は自由に温泉に入っていいと自由時間が大半を占めており、楽しみにしていた精進料理はレパートリーも多く漬物やてんぷらなどお腹がいっぱいになったメニューたちで満足です。

    ぽんぽこ

  4. 宿坊 なび より:

    コメントを編集宛にいただきましたのでご紹介。

    宿坊というと古臭いイメージしかなく汚いのだろうなと思いながらも興味があったので予約しました。正直宿泊料も安くはなかったので不安でした。実際についてみると宿坊内が綺麗で驚きました。全体的に清潔で落ち着く雰囲気で普通のホテルのようで驚きました。外風呂は3種類あり、簡易的な作りでしたが、脱衣所などもしっかりありました。内風呂もあり温泉施設のようでもありました。料理は夜、朝ときちんと出ましたが精進料理のようでしたが宿坊なので仕方ないのかなと思いました。

    たむたむ

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