普賢院|おおま宿坊
編集時の情報ですので最新の情報や詳細の情報は各宿坊にお尋ねく
●特色
青森県下北半島の先端、本州最北の港町・大間町の小高い山中に静かに佇む普賢院(ふげんいん)は、曹洞宗・大澗山福蔵寺(宝暦4年・1754年創建)の別院として位置づけられる禅寺です。明治時代から下北半島・北海道・津軽海峡沿岸の住民の間で信仰を集めてきた地に、平成2年(1990年)に寺院として開山しましたが、先代和尚の遷化(せんげ)後しばらく廃寺状態が続きました。その後、永平寺での修行を経て地元大間に戻った院代・菊池雄大氏が平成30年(2018年)4月に廃寺を宿坊として鮮やかに再生。日本経済新聞による全国宿坊人気ランキングで1位に輝いたこともある、本州最北端の注目宿坊です。
三千坪の禅刹と「1日1組限定」の特別な時間
普賢院の最大の特徴は、完全予約制・1日1組限定というほかにない受け入れスタイルです。木々に囲まれた三千坪の広大な敷地には、躑躅・山桜・石楠花・睡蓮・彼岸花・山野草などが四季折々に咲き誇り、訪れるたびに異なる自然の表情に出会えます。宿泊棟は敷地内の「佛光庵(ぶっこうあん)」で、和とアウトドアのテイストを組み合わせたこだわりの内装が特徴。白を基調に木の梁をデザインに活かした室内や、庭に面したサンルームはグランピングを彷彿させる空間で、「宿坊らしくない、でも非日常」という独特の雰囲気を醸しています。境内は訪れた1組だけの貸し切りとなるため、静寂の中で禅寺の空気を全身で味わえます。
本尊・普賢延命菩薩と禅寺の歴史
普賢院には普賢延命菩薩・薬師瑠璃光如来・成田山不動明王の三尊が祀られています。別当寺である福蔵寺は宝暦4年(1754年)に地蔵庵として開創された歴史ある禅寺で、大間のマグロ漁師を多くの檀家に持ち、地域の信仰と生業を長く支えてきました。普賢院はその福蔵寺が別当を務める院として、明治以来、下北半島から北海道・津軽海峡沿岸にかけての住民に深く信仰されてきた場所です。戦前には境内に複数のお堂が建ち並んでいましたが、天災と風化により崩壊。先住和尚が下北半島を自ら托鉢し、有縁の寄進を得て再建を果たした経緯があります。現在の宿坊再生も、「お寺を昔の寺子屋のように身近な存在に」という菊池院代の理念のもと、檀家制度に依らない新しい寺院のあり方を体現しています。
大間マグロの夕膳と禅宗作法の精進朝食
普賢院の食事は、宿坊体験の中でも特に評判が高いポイントです。夕食には「黒いダイヤ」と称される大間産クロマグロ(大トロ・中トロ・赤身)の刺し盛りをはじめ、アワビ・イカ・大間産岩のりのおにぎりなど、津軽海峡の豊かな海の幸をふんだんに使った「海の幸御膳」が供されます。菊池院代が食卓を囲み盃も傾けるという、1組限定ならではの温かなもてなしも体験できます。対して翌朝の精進料理(朝食)は禅宗の作法に則り応量器(おうりょうき)を使っていただく本格的な形式で、海と山、それぞれの恵みを一泊の中で味わい尽くせる内容となっています。
10種類から選べる禅体験と津軽海峡の温泉
禅体験のメニューは座禅(イス坐禅)・写経・写仏・祈祷・供養・御朱印・相談・終活・作務・灌沐(かんもく)の10種類が揃い、訪れる目的や体調に合わせてセミオーダー的に選択できます。時間に追われないゆったりとしたスケジュールも1組限定ならではの魅力で、「きっちりとした時間管理ではなく、ゲストのペースを大切にしてくれた」という宿泊者の声が象徴的です。また、宿泊料金には隣接する「おおま温泉海峡保養センター」の入湯料が含まれており、禅体験の後に津軽海峡を望む温泉でゆっくり旅の疲れを癒すこともできます。
「大間マグロ」という日常を超えた食体験と、1日1組だけが享受できる禅刹の静寂——その両極を一泊に凝縮したおおま宿坊 普賢院は、旅と修行、食とこころを同時に満たしたい方に、唯一無二の青森の宿坊体験を届けてくれます。
●都道府県
青森県
●住所
下北郡大間町大字大間字内山48−137
●アクセス
青森市から車で3時間
●電話番号
0175374649
●おおよその予算
12,000円
●部屋の種類
個室(和室)
●インターネット環境
なし
●設備・サービス
大浴場, 朝食, 夕食
●チェックイン
14:00~14:00
●チェックアウト
10:00
●ホームページ
https://www.ooma-fugenin.jp/sh
●Facebookページ
●体験
精進料理,写経,読経
●口コミ
おおま宿坊 普賢院には、宿坊なびのコメント欄・トリップアドバイザー・各宿泊メディアに体験者の声が寄せられています。1日1組だけが味わえる静寂と非日常・大間マグロを筆頭とした海の幸・心が整う禅体験・気さくな院代のもてなしが特に高く評価されており、宿坊初体験の方からリピーターまで幅広い層が絶賛しています。以下、実際に届いた声をテーマ別にご紹介します。
宿泊棟・設備・境内の雰囲気への評価
宿坊なびのコメント欄に寄せられたさとうさんの口コミには、「新しい所ですので他と違う所があるのかなと思ったのですが、宿坊の内容は変わらないように思います」と、新しいながらも伝統的な宿坊体験の芯が守られているという印象が記されています。また青森県公式観光サイト「まるごと青森」のライター体験記では、宿坊に到着した感想として「まあ綺麗で拍子抜けです」という一文が残されており、いわゆる「きつい・古い」という宿坊のイメージを大きく裏切る快適さに驚く様子が伝わります。宿泊棟「佛光庵」の室内については、「和とアウトドアテイストを合わせた雰囲気で、白を基調に木の梁もそのままデザインとして活かされている」「寝室に隣接し庭に面したサンルームはグランピングを彷彿させる空間」「瞑想用のイスはまるでアジアンリゾートの調度品のよう」というような口コミがあり、デザイン性の高さに感嘆する声が目立ちます。トリップアドバイザーには「広大で綺麗に整備された境内を貸切できて、丁寧なおもてなしの心に大満足の旅となりました」「お部屋も綺麗。文句なしの宿だと思います」というような口コミが届いており、施設・立地・ホスピタリティへの総合的な満足度が伝わります。
禅体験(写経・坐禅・お勤め)への評価
禅体験については、宿泊プログラムの柔軟さを評価する声が多く届いています。まるごと青森のライター体験記には「写経は下書き済みの専用紙と筆ペンで気軽に体験できた。呼吸を整え一筆一筆丁寧に書いていくと、約一時間で終わった」という具体的な記述があります。翌朝の坐禅については「6時半から20分間の坐禅。坐蒲と呼ばれる座布団に座りあぐらを組むのでなんとか耐えられた」「警策(ぱしっと叩かれるアレ)は1回で済みました。そこまで痛くはなく、気づきを与えられる程度の強さ」というような口コミも見られ、初心者でも安心して臨めることが伝わります。来訪目的に合わせてお経の内容をアレンジしてくれる点や、お経の中で自分の名前が読み上げられるという稀有な体験への言及もありました。さとうさん(宿坊なび)は「座禅や写経や法話を一通り2時間をかけて体験を行いました。時間通りきっちりとお勤めを行うというわけではなくて、スケジュール表とは少しだけ時間がズレて行っていたことがとても記憶に残っています」と、ゆったりとした時間の流れ方を印象的なこととして挙げています。トリップアドバイザーにも「座禅や写経も体験をし、ご先祖さまの供養や自分自身の祈祷もしていただきました」というような口コミがあり、禅体験と法要を一泊で体験できる充実感への評価が確認されています。
夕食(大間マグロ・海の幸御膳)への評価
食事への評価は特に高く、複数の媒体で絶賛の声が寄せられています。まるごと青森のライター体験記には「大間マグロの刺盛り(大トロ・中トロ・赤身)が出てきます。刺身ほか、大間マグロのタタキ、もずく酢、アワビの水物、イカの姿焼き、カルパッチョなど、いずれも大間産の魚介類を使用」という詳細な記述が残っています。特に弁天島産の岩のりを使ったおにぎりについて「絶品!ごく限られたところでしか手に入らない高級品で、繊細で柔らかな食感と磯の風味が幸せな気分にさせる」というような感動を伝える表現もありました。トリップアドバイザーには「夕食は大間マグロをはじめとした豪華海の幸。お酒も飲めて食堂ももちろん貸切。こんな宿が大間町にあるなんて感動です」というような口コミが届いています。
朝食(精進料理)への評価
朝食の精進料理についても好意的な声が届いています。まるごと青森の体験記には「朝は精進料理(お粥)。食べ終わったら一枚残しておいたたくわんでお椀を拭いて終了」という禅宗の作法に則った食事の様子が記されており、こうした日本の伝統的な食作法を体感できた点への驚きと感謝が伝わります。テラハク掲載の施設情報には「朝食にはおかゆや胡麻豆腐、野菜の炊きものなどの精進料理が供される」と紹介されており、複数の来訪者からも「和の朝食として非常に満足できる内容だった」というような声が届いています。さとうさん(宿坊なび)も「その次の日は祈祷を朝食前に行って、一息ついたところで下山を行い宿坊体験は終了」と、朝の流れがスムーズで充実していたことを記しています。
院代・おもてなしへの評価
菊池雄大院代の人柄やもてなし方についての評価も際立っています。トリップアドバイザーには「住職さんは日本一の宿坊にしたいと仰っていましたが、もう日本一の宿坊だと私は思います。必ずまた来ます!!」というような強い言葉で締めくくられた口コミが届いています。まるごと青森のライター体験記でも「菊池さんも一緒に食卓を囲み、そして盃も傾ける」というスタイルが紹介されており、「お坊さんを独り占めできる宿」という唯一無二の体験として高評価されています。縁結び大学の取材記事では来訪者の声として「広い境内を2人きりで歩き、贅沢なひと時が過ごせた」「想像を超えるような心の変化をもたらしてくれる体験だった」というような感想も記録されており、夫婦・カップルのリフレッシュ旅にも高い支持が集まっています。
「1日1組だけに開かれた禅刹と、世界屈指のマグロ漁港の食文化」という唯一無二の組み合わせが、おおま宿坊 普賢院への高い評価の核心といえます。初めての宿坊体験者にも、夫婦やカップルの特別な旅にも、また禅を深く学びたい方にも応えられる懐の深い青森の宿坊として、多くの宿泊者が「また来たい」と感じている場所です。
北海道・東北の宿坊一覧

ユーザーの声・口コミ・評判
コメントを編集宛にいただきましたのでご紹介。
平成30年開山と非常に新しい寺院でとても楽しみにしていました。宿坊を体験するために山を登り、休憩も束の間で座禅や写経や法話を一通り2時間をかけて体験を行いました。時間通りきっちりとお勤めを行うというわけでは無くて、スケジュール表とは少しだけ時間がズレて行っていたことがとても記憶に残っています。その後は入浴して精進料理を食べて就寝。その次の日は祈祷を朝食前に行って、一息ついたところで下山を行い宿坊体験は終了となります。新しい所ですので他と違う所があるのかなと思ったのですが、こちらに関しては宿坊の内容は変わらないように思います。
さとう