善光寺|兄部坊(このこんぼう)

中部の宿坊

善光寺|兄部坊(このこんぼう)

編集時の情報ですので最新の情報や詳細の情報は各宿坊にお尋ねください。

●特色

善光寺の表参道に面し、朱塗りの門をくぐると季節の生け花と坪庭が迎える兄部坊(このこんぼう)は、信州善光寺の境内に39軒並ぶ宿坊のひとつ、浄土宗の宿坊です。その名の由来は、「兄部(このこうべ)」という古語にあります。これはかつて寺社に付属する座の統率者・仏事を取り仕切る職位を意味し、善光寺に古くから伝わり今なお続く正月行事「堂童子(どうどうじ)」においてその役職を担ってきたことが、そのまま坊名として受け継がれてきました。御本尊は延命地蔵尊で、お地蔵様の見守るなかで心静かに過ごすことができます。精進料理・お朝事へのご案内・写経体験を通じた本格的な宿坊体験と、老舗旅館のようなくつろぎを兼ね備えた宿坊として、二人旅から家族・グループまで幅広い参拝者を受け入れています(宿泊・食事とも2名様から受け入れ)。

「堂童子」ゆかりの古刹と表参道の佇まい

善光寺の創建は7世紀後半に遡るとされ、その長い歴史の中で「堂童子」行事は遅くとも江戸初期(寛永年間・17世紀前半)には確認されており、今も古式に則って続けられています。兄部坊はその堂童子の中核を担ってきた宿坊として、善光寺の精神的・祭礼的な歴史と深く結びついています。

善光寺の宿坊は名前に「坊」がつく浄土宗と「院」がつく天台宗に分かれており、兄部坊は浄土宗の宿坊として表参道の西側、善光寺南西エリアに位置します。朱塗りの門をくぐると坪庭と季節の生け花が出迎え、木と畳のぬくもりあふれる純和風の建物が長い年月を経た風情をそのまま伝えています。客室はエアコン・Wi-Fi完備の個室(和室)で、テレビをあえて置かないことで「慌ただしい日常から離れ、自分の心と向き合う時間」を提案しています。

善光寺宿坊の精進料理を先導した「兄部坊」の食卓

兄部坊は、善光寺の宿坊で精進料理を本格的に提供した先駆けとして知られています。かつて多くの宿坊が刺し身や焼き魚を供していた時代に、先々代の住職夫人が「これからは地元の旬の食材を使った精進料理の時代」と考え、以来一筋に磨き続けてきた料理が今日の「兄部坊の精進料理」として評価されています。

精進料理のコースは「特別精進懐石 無量寿(むりょうじゅ)」「季節の精進懐石 法光(ほうこう)」「精進料理 浄雲(じょううん)」の3種。なかでも名物料理は2つあります。ひとつは「うなぎ湯葉」——湯葉・豆腐・海苔を使ってうなぎの蒲焼きに見立てた昭和30年代からの”もどき料理”で、兄部坊が精進料理を始めた頃に考案されたとも伝えられます。もうひとつは「法飯(ほうはん)」——セリ・カヤの実・柚子など五品の薬味をご飯にのせ、精進だしをかけていただくお茶漬け風の〆で、善光寺の堂童子を終えた祝宴の最後に出される料理をアレンジしたものです。焼き味噌と辛味大根のつゆで食す手打ちそば、ご飯を丁寧に焦がしてつくる「こげ湯」も季節の食卓を彩ります。温かいものは温かいうちに一品ずつ運ばれる心づくしのもてなしと、信州の旬野菜が持つ味・香り・色を存分に楽しめる献立は、ヴィーガン・ベジタリアンの海外旅行者にも好評です。また、精進料理に寄り添う般若湯(信州地酒・ビール・ワインなど)のペアリングも兄部坊ならではの楽しみです。

早朝から始まる「お朝事」参拝と写経体験

宿坊体験の核心が翌朝の「お朝事」参拝です。善光寺全山の僧侶が出仕して毎日行われるお朝事(春・秋季は6時、夏季は5時半、冬季は7時頃)には、当坊の執事がベストポジションへとご案内いたします。法要中に普段は閉まっている御本尊前の戸帳が上げられ、絶対秘仏である一光三尊阿弥陀如来が納まる瑠璃壇と厨子が現れる荘厳な一場面に立ち会えます。法要後の「お戒壇巡り」では本堂床下の暗い回廊を歩き、瑠璃壇真下の錠前に触れることで善光寺如来様とのご縁を結ぶとされています。また法要前後の「お数珠頂戴」では、大勧進の御貫主様と大本願の御上人様が参道でひざまずく参拝者の頭を数珠で触れ、功徳を授けてくださいます。

お朝事と並ぶ体験として写経も人気です(体験料2,000円・所要1時間程度・要予約)。般若心経を一字一句丁寧に書き写し、翌朝のお朝事にて善光寺に奉納します。チェックイン後、夕食前の静かな時間に行うことができます。

客室・館内と多彩な宿泊スタイル

客室は全12室(善光寺公式:和室12部屋・大広間1部屋、最大宿泊40名)、純和風の個室が中心で、ふすまで仕切られた二間・三間の和室を用意しています。「安心ノ間」「慈光ノ間」(ともに20畳以上・3〜6名)はグループや家族旅行に、「清心ノ間」(12畳・2名)はカップルや夫婦に、「蓮台ノ間」「浄雲ノ間」(各6畳・2名)はゆったりとした二人旅やカップル・夫婦での滞在に対応します。全室に個別エアコン・Wi-Fi・お茶セット・浴衣(丹前)・歯ブラシ・タオル・ドライヤーを完備。お風呂は2か所あり、16〜17時50分の間は貸切風呂として利用できます(先着順・要予約)。

また、60畳の大広間「紫雲殿」は学生団体の食事・宿泊のほか、ヨガ・生け花・セミナーなどのイベントにも対応。つくばいのある中庭を囲むように食事処と茶室が配され、筧から流れる水音が静かな庭に響く情緒豊かな空間です。食事処は中庭を望む落ち着いた設えで、茶室(1日1組限定)では夕食・朝食を趣ある空間でゆっくりと楽しめます。

宿坊名そのものに善光寺の歴史が刻まれた兄部坊は、「お朝事」「お戒壇巡り」「写経」といった本格的な宗教体験と、長野の旬を映した精進料理の深みを、表参道という最高のロケーションで味わえる善光寺の宿坊です。宿坊初心者の方はもちろん、深い宗教文化に触れたい旅好き、静かな時間を求めるカップル・夫婦、また団体の研修参拝まで、2名様から幅広い宿坊体験をお届けします。

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●都道府県

長野県

●住所

長野市元善町463

●アクセス

JR長野駅バス善光寺大門下車1分

●電話番号

0262346677

●おおよその予算

10,000円

●部屋の種類

個室(和室)

●インターネット環境

なし

●設備・サービス

シャンプー, リンス・コンディショナー, ボディソープ, タオル, ハブラシ, ドライヤー, 昼食, 夕食, 日本茶, 個別エアコン, 浴衣

●チェックイン

15:00~19:00

●チェックアウト

10:00

●ホームページ

信州・長野県 善光寺 癒しの宿坊 兄部坊【公式サイト】
兄部坊は信州善光寺の表参道に面した宿坊です。「兄部(このこうべ)」とは、仏事を取り仕切る役職を意味し、善光寺に古くから伝わり今なお続く正月行事「堂童子(どうどうじ)」において当坊がその役職にあったため、職位をそのまま寺院名にしたといわれてお...

●Facebookページ

●体験

精進料理, 写経

●口コミ

兄部坊には、宿坊なびをはじめ楽天トラベル・Yahoo!トラベル・JTBるるぶトラベル・食べログなど複数の媒体に宿泊・食事の口コミが寄せられており、楽天トラベルでは90件の口コミで⭐4.67という高評価を獲得しています。精進料理の品質・執事によるお朝事案内のきめ細かさ・純和風の設えと静かな空間が特に高く評価されており、初めての宿坊体験者からリピーターまで幅広く好評を集めています。以下、実際に届いた声をテーマ別にご紹介します。

部屋・設備・雰囲気への評価

複数の媒体の口コミで共通して挙げられるのが、純和風の空間が持つ独特の風情への評価です。宿坊なびに届いたMaki Nさん(外国人配偶者と宿泊)は「施設は純和風で、テレビなどはありません。こじんまりとしていましたが快適に過ごすことができました」と記しています。またお風呂について「木製のバスタブで広くはありませんが清潔で、貸切状態でゆっくり浸かることができた」という口コミも寄せられています。「趣のある朱色の階段なども楽しめた」という声もあり、純日本建築の意匠が国内外の旅人を惹きつけていることが伝わります。

食べログに投稿されたanzuhimeさん(神奈川県)は食事のみで来訪した際に「落ち着いた和室からは坪庭が眺められ、とても風情があります」と記し、玄関での丁寧な出迎えと帰りの見送りを含めた接客を「とても優雅な時間」と表現しています。口コミ集積サイトにも「老舗旅館のような佇まい」という印象を記した声が複数確認されており、宿坊でありながら旅館並みのもてなしを受けられる点が評価されています。

また「急に冷え込んだ日だったのに到着時に部屋がほっかほかに暖められていた」「お朝事用にフリースの膝掛けが用意されていたことに感激した」という楽天トラベルへの口コミもあり、季節に応じた細やかな心遣いが宿泊者の印象に深く残っているようです。JTBるるぶトラベルには「共用トイレは清潔で、洗面所にはウォーターサーバーもあった」という声もあり、共用設備への不安を持つ宿坊初心者にも安心できる環境が整っていることが伝わります。

精進料理への評価

兄部坊の精進料理に対する評価は、複数の媒体を通じて一貫して高い評価を集めています。食べログに投稿されたanzuhimeさんは昼食の精進料理の品目を丁寧に記しており、「御揚げの鰻もどき・じゃがいものなます・胡麻豆腐・冬瓜と湯葉の刺身風・オクラとモロヘイヤのスープ・もろこしのしんじょ・茄子の田楽・手打ちそば・じょうがご飯・香の物・葛きり」など多彩な品目が並ぶ献立を「旬の野菜を中心に、長野名産の味噌・胡桃・蕎麦など、どれも自然な味で美味しかった」と評価しています。

楽天トラベルには「野菜の味が生かされ、どれもこれもしみじみ美味しいと感じた。精進料理で材料は決して高価ではないと思うが、仕事の精密さは高級レストランに匹敵する」という口コミが届いています。Yahoo!トラベルには「精進料理はお料理が凝っていて見た目も美しく、お蕎麦はいろいろなところで頂いたがここが最高だった」という声も寄せられています。また楽天トラベルには「法飯を体験できたのも良かった」という声もあり、堂童子ゆかりの伝統料理への関心の高さも伝わります。JTBるるぶトラベルには「茶室のような個室で夕食をいただいたが、雰囲気があって素敵だった」という口コミもあり、茶室での食事体験を特別な思い出として挙げる宿泊者もいます。

お朝事・写経・宿坊体験への評価

宿坊体験の核心であるお朝事参拝については、ほぼすべての宿泊口コミで肯定的な声が届いています。宿坊なびのMaki Nさんは「翌朝は朝早くから善光寺参りをコーディネートしてくださり、常にベストポジションで見られる位置を案内してくださった。荘厳な善光寺の儀式に間近に参加できて、善光寺の胎内(お戒壇)巡りもできた。大変興味深かった」と記しています。楽天トラベルには「お朝事の時のお堂の荘厳さやお経の響きは、昼間には体験できないことだった。案内係の方の説明が分かりやすく大変ためになった」という声や、「初めての宿泊だったが、執事さんのお話を聞いたりお朝事に参加したことで、善光寺の参道に並ぶお寺の関係・歴史など詳しく知ることができ、とても実りある経験ができた」という口コミも届いています。

JTBるるぶトラベルには「宿泊翌日の善光寺へのお参りには宿坊の住職さんにご案内いただけた。これが宿坊に泊まる一番のメリット。ご案内いただけなかったら勝手がさっぱりわからなかったと思う」という口コミもあり、執事・住職によるお朝事案内が宿坊に泊まる最大の価値として多くの宿泊者に共通して評価されています。なお写経体験(要予約)も兄部坊で提供されており、般若心経を書き写したのち翌朝のお朝事にて善光寺に奉納するスタイルが、精進料理・お朝事と並ぶ体験の柱として多くの宿泊者に選ばれています。

スタッフ・おもてなしへの評価

スタッフの対応についても、各媒体の口コミに共通して好意的な評価が集まっています。楽天トラベルには「兄部坊のみなさんの親切で温かいお人柄に幸せな気持ちになった」「もしまた善光寺参りの機会があれば泊まりたい。宿坊に興味はあるけどよく知らないという友人にもこちらを薦める」という口コミが届いています。JTBるるぶトラベルには「執事の方、お食事を運んでくださった方々がとても感じがよい方ばかりだったので気持ちよく過ごせた」という声も寄せられています。Yahoo!トラベルへの投稿にも「皆さん感じが良くて、また利用したいと思った」という短評が複数見られます。初めての宿坊体験者を温かく迎え、善光寺の文化をわかりやすく案内してくれる兄部坊のスタッフの姿勢が、リピート意向につながっていることが口コミ全体から伝わります。

「精進料理・お朝事・写経」という善光寺宿坊体験の三本柱を、丁寧なおもてなしと純和風の静かな空間で届ける兄部坊。宿坊初体験の方にとっては執事の案内が心強く、リピーターには季節ごとに変わる精進料理と旬の信州の味わいが楽しみの一つとなっています。楽天トラベルほか各予約サイトでの空室確認・ご予約をお勧めします。

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ユーザーの声・口コミ・評判

  1. 宿坊 なび より:

    コメントを編集宛にいただきましたのでご紹介。

    イタリア人の夫と善光寺参りをしに宿坊に泊まりました。施設は純和風で、テレビなどはありません。こじんまりとしていましたが、当日は私たちしか宿泊しておらず、快適に過ごすことができました。お風呂は木製のバスタブで、こちらも広くはありませんが清潔で、貸切状態だったので夫とゆっくりお風呂に浸かることができました。もし他の宿泊客がいたら、音はもしかしたら筒抜けというか、よく聞こえるかもしれません。扉は襖で締めているだけですので。でも趣のる朱色の階段など、私も夫も楽しめました。食事は精進料理をお願いしました。私はどれも美味しくいただきましたが、イタリア人の夫にはちょっと物足りなかったようです。外国人観光客が、日本食を食べた後、また食べたいかどうかという質問をしたら、案外割合が低いそうです。翌朝は朝早くから善光寺参りをコーディネートしてくださりました。常にベストポジションで見られる位置を案内してくださり、荘厳な善光寺の儀式に間近に参加できて。もちろん、善光寺の胎動巡りもできます。大変興味深い宿泊でした!

    Maki N

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