高野山 無量光院|宿坊 無量光院
編集時の情報ですので最新の情報や詳細の情報は各宿坊にお尋ねく
●特色
高野山・警察署前バス停から徒歩わずか1分の好立地に佇む無量光院(むりょうこういん)は、正式名称を「高野山真言宗 総本山金剛峯寺塔頭寺院 準別格本山 無量光院」といい、白河天皇の第四皇子・覚法親王(1092〜1153)によって創建された、高野山でも指折りの格式を誇る宿坊寺院です。御本尊は無量光如来(阿弥陀如来)。精進料理・写経・朝の勤行を通じた本格的な宿坊体験を提供しながら、全館Wi-Fi完備・エアコン付きと現代の旅行者にも快適な設備を整えています。
覚法親王の創建から中興の名僧たちへ
無量光院の縁起は平安時代に遡ります。白河天皇の皇子として生まれた覚法親王が創建したこの寺は、高野山の塔頭寺院の中でも格別な皇室ゆかりの由緒を持ちます。その後、室町時代には中興の印融大徳(1453〜1519)が寺勢を大きく立て直し、その弟子たちが宗学の発展に貢献しました。印融大徳の教えを受け継いだ覚融法印(1472〜1555)、そしてその弟子の清胤法印(1521〜1600)へと、才器豊かな名僧が連なる学問の系譜が無量光院に受け継がれてきました。
上杉謙信が伝法潅頂を受けた聖地
無量光院をさらに名高くするのが、戦国時代の名将・上杉謙信(1530〜1578)との深い縁です。越後太守として知られる謙信は、清胤法印のもとで伝法潅頂(でんぽうかんじょう)に入壇し、密教の最高位のひとつである阿闍梨権大僧都(あじゃりごんのそうず)の位階を授かっています。謙信が宗教的な師と仰いだ清胤師がこの無量光院に住したことから、師弟の絆は深く結ばれました。現在も本堂には上杉謙信公の位牌が安置されており、謙信ゆかりの肖像画も複数所蔵されています。歴史ファン、そして上杉謙信に縁の深い新潟・山形方面の方にとっては、高野山参拝の際に欠かせない一院です。
悉地院と忠臣蔵・織田信長ゆかり
無量光院に併設する悉地院(しっちいん)もまた、歴史の舞台として重要な場所です。悉地院は観賢僧正(854〜925)の創建と伝わり、戦国時代には織田信長の護持僧であった堯海盛存房(ぎょうかいせいぞんぼう)が住職に就任。織田家家臣団である浅野・池田・伊藤・毛利・丹羽・福島各候の帰依を集めた寺院でもあります。さらに元禄年間には、『忠臣蔵』で広く知られる芸州浅野家の分家・赤穂藩の大石良雄(内蔵助)が主君・浅野内匠頭長矩の墓石を建立して回向を執り行い、その後に討ち入りを決行したという逸話が残ります。現在も元禄十六(1703)年三月に内匠頭の正室・浅野阿久利(瑤泉院)が奉安した扁額が境内に現存しており、歴史の重みをじかに感じることができます。このような縁から、当院と上杉家・浅野家・織田家・有栖川旧宮家との檀契は今日も続いています。
精進料理・写経・朝勤行と充実した設備
宿坊としての無量光院は、精進料理・写経・朝の勤行(毎朝6時〜)という高野山宿坊体験の三本柱をしっかりと備えています。宿坊なびに寄せられた口コミには「天ぷら盛り合わせやジューシーなガンモドキなど非常に美味しかった」「お坊様たちは親切丁寧な対応」という声があり、食事・接客の質の高さがうかがえます。また、写経体験も提供しており、心を静かに整えたい方にも最適です。設備面では客室全館Wi-Fi・エアコン完備(住職の方針によりTVは非設置)、大浴場・浴衣・アメニティ一式と、快適さに不足はありません。ご予算は1泊10,000円〜と、格式ある宿坊体験としてコストパフォーマンスにも優れています。チェックインは15:00、チェックアウトは10:00です。
皇族の創建・上杉謙信の伝法潅頂・忠臣蔵の大石内蔵助・織田信長ゆかりの悉地院と、これほど多彩な歴史的人物が行き交った高野山無量光院は、日本史の舞台に立ちたい方にも、精進料理と静寂の宿坊体験を求める方にも、深く応えてくれる一院です。アクセスのよさと充実した設備を兼ね備えた高野山の宿坊として、一人旅・二人旅・ご夫婦・ご家族を問わず幅広くおすすめできます。
●都道府県
和歌山県
●住所
伊都郡高野町高野山611
●アクセス
南海電鉄高野山駅バス警察署前下車徒歩1分
●電話番号
●おおよその予算
10,000円~
●部屋の種類
個室(和室)
●インターネット環境
wifiあり
●設備・サービス
大浴場, シャンプー, ボディソープ, タオル, ハブラシ, 日本茶, 貴重品ボックス, 自動販売機, 浴衣
●チェックイン
15:00~15:00
●チェックアウト
10:00
●ホームページ
●Facebookページ
●体験
精進料理,写経,勤行
●口コミ
無量光院には、宿坊なび・宿坊研究会・トリップアドバイザーをはじめ複数の媒体に宿泊体験の声が寄せられています。伝統を守る本格的な朝のお勤め・精進料理の美味しさ・若い修行僧たちのきめ細かい対応・極楽浄土を象徴するという中庭の佇まいへの評価が際立っており、宿坊初心者から上杉謙信ファン、外国語話者まで幅広い層から支持を集めています。以下、実際に届いた声をテーマ別にご紹介します。
部屋・設備・雰囲気への評価
トリップアドバイザーには「床の間付きのテレビのない広い和室(12畳)に案内され、こたつもお茶菓子もポットもセットされていて、のんびりくつろげた」「磨きあげられた廊下、小奇麗な部屋、初めての宿坊でワクワクしてきた」「院内の長い廊下からは中庭が見えて、夜は音のない凛とした世界が広がる」というような口コミがありました。客室にTVが置かれていない理由については、同口コミで「うちの宿坊に宿泊される皆様には、ここにいる間だけは静寂を楽しんで頂きたい、との趣旨でテレビは各部屋に設置していない」と宿坊側から案内されたことが伝えられています。
宿坊研究会には「お正月に宿泊。部屋は一人で使うのはもったいないくらいの広さ。コタツ&ファンヒーターで寒さ対策もばっちり」「テレビがないので宿坊ならではの静かな夜を過ごせる。テレビ室なるものもあり、お茶セットやみかん、キャンディーもあるのでくつろげる」というような口コミがありました。また同サイトには「お寺ならではの厳粛さと、国際的な面を併せ持つ興味深い宿坊。ゴールデンレトリバーもお出迎えしてくれるので動物好きな人にもオススメ」という声も寄せられています。
別のトリップアドバイザー投稿(2015年7月)には「極楽浄土を象徴するというお庭も綺麗」というような口コミがあり、中庭の日本庭園への満足感が複数の投稿者から伝えられています。なお、トリップアドバイザーの口コミには「お風呂は大浴場があり気持ちよかった。ただし夜のみで朝は入浴できない」「シャンプー類、タオル、歯ブラシが揃っている」という実用的な情報も記されており、宿坊研究会の口コミでも「バスタオルはないので持参を」との補足がありました。
精進料理への評価
精進料理については、品目を詳細に伝える口コミが複数届いています。トリップアドバイザーには「夕食はお膳で運ばれてきて、まるで時代劇の一シーンのよう。胡麻豆腐・天ぷら盛り合わせ・黒豆・吸い物・生麩・高野豆腐・牛蒡の酢漬け・果物等々が3つの御膳に、朝食はジューシーなガンモドキ・豆入りヒジキ・漬物・干物・海苔・味噌汁等々。ご飯もたっぷりおひつに入れて持ってきてくれる。全てやさしい味がして美味しくいただいた」というような口コミがありました。
宿坊なびには「朝夕の精進料理も、天ぷら盛り合わせやジューシーなガンモドキなど非常に美味しかった」という声があり、宿坊研究会には「夕飯はごま豆腐に高野豆腐の煮物、湯豆腐と豆腐三昧の精進料理」「朝はおせちに熱燗が1本添えられていて、ありがたく頂いてほろ酔い気分で出かけた(お正月宿泊時)」というような口コミが届いています。また「精進料理だけれども品数も量も多く、部屋の前の美しいお庭を眺めながらいただいた」という声もあり、食事と庭の景色がセットで印象に残っている様子が伝わります。
朝のお勤め(勤行)への評価
朝のお勤めは、無量光院の口コミで最も多く取り上げられるテーマのひとつです。トリップアドバイザーには「朝6時から礼拝所(仏間)にて1時間半の朝のお勤め。出入り自由。般若心経の偈の読経には地元の信者さんも何人か来ていた。我々含めて6〜7人の見学者も焼香をさせてもらった。薄暗い中でロウソクを灯しての読経は、ミステリアス」というような口コミがありました。
宿坊研究会には「朝のお勤めが本格的。朝6時から理趣経と声明でみっちり1時間半行われた。住職の方針で略式でないお勤めをやっているのはここだけだとか(尼さん談)。弘法大師像にひとりずつ白湯をお供えする儀式があり、ちょっと新鮮だった」というような口コミもありました。宿坊なびの投稿でも「朝6時からの本堂においての勤行や写経を体験できる」という声が届いており、毎朝の勤行への高い評価が共通して伝えられています。
修行僧・スタッフ・外国語対応への評価
スタッフや修行僧への評価も複数の媒体で際立っています。トリップアドバイザーには「案内や配膳はすべて若い修行僧の方がやってくれて、その落ち着いた物腰や立ち居振る舞いに少し感動を覚えた。少しお話を聞くと『外国からいらっしゃる方のために独学で英語を勉強しています』とのこと」というような口コミがありました。また「外国から密教を勉強しに来て居住している外国人僧侶も複数おり、各国語で説明してくれるので言葉の心配がない」「この日は外国人グループが多く、住職のお話は英語だった。英語ペラペラの尼さんもいたし、クロアチア出身の若い尼さんもいて、お勤めの時は護摩焚きをしていた。なんて国際的なお寺なんでしょ!」というような口コミも寄せられており、多言語対応の充実ぶりが伝わります。
宿坊研究会には「若い『こ坊主さん』って感じの方がいろいろとお世話してくださった。礼儀正しく、細かな所まで気配りができて、日頃の自分自身を反省させられた」「布団を敷きにきてくださったお坊さんに色々お話聞かせていただいて、今仏教の本を読んでいる。素晴らしい体験、出会いに感謝」というような口コミが届いています。トリップアドバイザーには「お勤めの後、住職の淹れたお茶を頂きながら世間話。朝のお勤めは1時間半に及び護摩の炎が印象的。スイス人の住職で日本語英語ともに堪能。欧米からの宿泊客が多かった」という投稿(2015年7月)もあり、お勤め後に住職がお茶に招くというおもてなしは複数の宿泊者が体験していることが伝わります。
上杉謙信ゆかりの宿坊として訪れた宿坊なびの投稿者は「上杉謙信と深い縁があり、謙信の位牌がある本堂での体験が格別だった。上杉謙信ファンなら一度は無量光院の宿坊を体験してみるべき」という口コミを寄せており、歴史好きの訪問者にとっても特別な宿坊であることが伝わります。伝統的な宿坊の形を守りながら、国際的な門戸を開き続ける高野山無量光院は、静寂の中での本格体験を求めるすべての旅人に、忘れ難い一夜を提供してくれる宿坊です。
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ユーザーの声・口コミ・評判
コメントを編集宛にいただきましたのでご紹介。
高野山無量光院は個人的には最高の宿坊でした。お坊様たちは親切丁寧な対応をしてくださり、朝夕の精進料理も、天ぷら盛り合わせやジューシーなガンモドキなど非常に美味しかったです。宿泊設備もテレビはないものの、wifiやアメニティなどは整えられているので不便を感じません。また、宿坊体験修業としては朝6時からの本堂においての勤行や、写経などを体験できます。何故、高野山無量光院が個人的に最高であったかというと、自分が上杉謙信の大ファンだからです。高野山無量光院は謙信と深い縁があり、謙信の二度の上洛の際に、高野山無量光院で修業しました。無量光院の清胤とは師弟関係を結ぶほどであり、謙信は阿闍梨権大僧都の地位を清胤から授かっています。このように、謙信と深い縁のある無量光院の本堂には謙信の位牌があるほどです。上杉謙信ファンなら一度は無量光院の宿坊を体験してみるべきです。
LOVE謙信