高野山常喜院|宿坊 常喜院
編集時の情報ですので最新の情報や詳細の情報は各宿坊にお尋ねく
●特色
高野山の中心地・総本山金剛峯寺と六時の鐘のすぐそばに佇む常喜院(じょうきいん)は、正式名称を「高野山真言宗 常喜院」といい、弘法大師・空海の弟子の中で第一の高足として知られる道光大師 実恵上人(どうこうだいし じつえしょうにん)を開基とする古刹です。弘法大師が高野山を開創される際、実恵上人ら高弟に当院の創立を命じたと伝えられており、その由緒はおよそ1,200年前にさかのぼります。精進料理・朝の勤行・写経といった宿坊体験の真髄を提供しながら、通常の和室から半露天風呂付きスイートルームまで多彩な客室を備え、一人旅・二人旅・家族・グループ、そして世界各国からの旅人を広く受け入れている高野山の宿坊です。
開基・実恵上人と常喜院流——1,200年を受け継ぐ法燈
常喜院の縁起は、弘法大師に最初に随って高野山へ入山した弟子のひとり、道光大師 実恵上人が開いたことに始まります。中世には寺宇が一時衰退しましたが、平安時代末期(約870年前)に仏種房 心覚阿闍梨(しんかくあじゃり)が中興。心覚阿闍梨は近江(現・滋賀県)の出身で、天台宗三井寺で学んだ後に高野山へ登り真言宗を極め、「常喜院流」という独自の学派を完成させた当時第一の学僧です。「本朝高僧伝」「往生伝」にも名を連ね、京都・仁和寺に現存する「別尊雑記」五十七巻の大成者としても歴史にその名を刻んでいます。
その後も常喜院は幾多の変遷を経ながら法燈を守り続けましたが、江戸・元禄年間(1688年)には往生院谷から小田原谷へ移転。そして幕末の元治元年(1864年)、高野山を襲った大火により全ての堂坊が焼失するという大きな試練を迎えます。しかし明治三年(1870年)、現在の六時の鐘の隣地に再興を果たし、来迎院・三室院を合併して今日に至ります。保元元年(1156年)の再興以来、法燈は870年余りにわたって連綿と伝えられてきました。
国指定重要文化財・地蔵菩薩坐像と赤地蔵堂
常喜院の本堂に安置される本尊・木造地蔵菩薩坐像は、子安・延命に霊験あらたかなお地蔵さまとして、古来より多くの参拝者の信仰を集めてきました。鎌倉時代中期・永仁二年(1294年)に院派の四人の仏師によって制作されたこの像は、寄木造・玉眼の坐像で、錫杖と宝珠を手に持ち、「きりがね」の「すかしぼり」による精密な細工と光背の美しさが際立ちます。その芸術的価値は広く認められ、大正九年(1920年)に国の重要文化財に指定されています。さらに常喜院の本堂建造物(旧最勝院本堂)も国の重要文化財に指定されており、高野山の宿坊の中でも、本尊・本堂ともに国指定重文を有する寺院として格別の存在感を放っています。
また、常喜院の正門横には赤地蔵堂が設けられており、恵宝地蔵尊(えほうじぞうそん)がお祀りされています。愛称は「赤じぞう」「紅箔(こうはく)じぞう」。赤ん坊のように赤く福々しいお姿の上に金箔を張る独特の形式で知られ、参拝者が自らの悩む箇所に金箔を張って祈願する風習は、参詣の折の見どころのひとつです。白檀の香りが漂う境内で、静かに手を合わせる時間は、日常の喧騒を忘れさせてくれます。
高野山の中心地ならではの好立地——金剛峯寺・壇上伽藍・奥の院へ徒歩圏内
常喜院が持つ最大の強みのひとつが、高野山のほぼ中心に位置するという抜群のロケーションです。総本山金剛峯寺まで徒歩約3分、六時の鐘は隣接、真言密教の根本道場壇上伽藍も徒歩圏内と、高野山の主要な聖地への巡礼・参拝に非常に便利な場所に立地しています。まだ観光客の少ない早朝の静寂の中で金剛峯寺や壇上伽藍を巡れるのは、常喜院に泊まる醍醐味のひとつです。
2025年10月には壇上伽藍ナイトツアーも新たに開始され、夜の幻想的な伽藍の世界を体験できるようになりました。高野山の昼と夜、両方の表情を楽しめる宿坊として注目を集めています。
精進料理・朝の勤行・写経——宿坊体験の三本柱
常喜院が提供する宿坊体験の核心は、精進料理・朝の勤行・写経の三つです。夕食の精進料理は「五法・五味・五色」を大切にした伝統的な献立で、肉・魚・卵・乳製品を一切含まない純粋な精進料理。旬の素材を心尽くして調理した滋味深い料理がお部屋へ届けられます。宿坊なびの口コミには「着いてから天ぷらを揚げてくれたのだと思います。温かくとても美味しかったです」「天ぷらなど美味しい野菜料理がたっぷりでした」という感動の声が寄せられています。朝食は7:30に大広間でご一緒にいただきます。
毎朝6:00〜6:45に本堂で行われる朝の勤行は宿泊者なら誰でも自由に参加でき、静寂の高野山の夜明けとともに読経の声に包まれる時間は、非日常の感動をもたらします。また写経は200円(奉納希望の場合は1,000円)から体験でき、宿坊初心者でも気軽に挑戦できます。宿坊なびへの口コミには「また高野山に来ることがあればここで今度は何泊かしてゆっくり泊まりたい」という声があり、一度訪れるとリピートしたくなる魅力があります。
多彩な客室と充実した設備——一人旅から家族・グループまで
常喜院の客室は、スタンダードな通常和室(8〜10畳)・リニューアル和室(8畳)から、二間続き和室(12〜14畳)、杉の間(17畳・最大7名)・松の間(14.5畳・最大7名)・檜の間(6畳・最大2名)といったバス・トイレ付き特別室、庭園を望む特別離れ・楓の間(14.5畳)、広縁付き客室(21畳)、さらに半露天風呂付きスイートルーム(17畳・庭園眺望)まで、実に多彩な客室が揃っています。一人旅や二人旅にはこぢんまりとした和室、家族や小グループには二間続きや特別室、特別な記念旅行にはスイートルームと、目的やシチュエーションに合わせて選べるのが嬉しいところです。
設備面でも全館無料Wi-Fi・個別エアコン・大浴場・貴重品ボックスを完備。クレジットカード・UnionPay・PayPayでの支払いにも対応し、英語でのスタッフ対応(寺務所にて)も可能なため、海外からの旅行者にも安心です。口コミには「外国人のお客様に対して懇切丁寧に接していたのがとても嬉しく、同じ日本人として誇りに思いました」「礼儀正しく、丁寧な言葉使い、そして暖かく迎えてくれる気品の良さ」という声もあり、スタッフの対応の質の高さが伝わってきます。2025年にはEV充電スタンドも設置され、電気自動車でのアクセスにも対応しています。
弘法大師開創の聖地・高野山の中心部に立地し、本尊・本堂ともに国指定重要文化財を有する格式と、1,200年の歴史が宿る空気の中で宿坊体験の真髄を味わえる高野山常喜院は、宿坊初心者から宗教的な巡礼を深めたいリピーターまで、また日帰りでは届かない高野山の「夜と朝」を体験したいすべての旅人を静かに迎え入れる、懐の深い高野山の宿坊です。
●都道府県
和歌山県
●住所
伊都郡高野町高野山365
●アクセス
南海電鉄高野山駅バス千手院橋下車10分
●電話番号
●おおよその予算
7,500円~
●部屋の種類
個室(和室)
●インターネット環境
wifiあり
●設備・サービス
大浴場, シャンプー, リンス・コンディショナー, ボディソープ, バスタオル, タオル, ハブラシ, ドライヤー, 朝食, 夕食, 日本茶, 個別エアコン, 貴重品ボックス, 浴衣, スリッパ
●チェックイン
15:00~18:00
●チェックアウト
10:00
●ホームページ

●Facebookページ
●体験
精進料理,写経,勤行
●口コミ
常喜院には、宿坊なび・楽天トラベル・トリップアドバイザーをはじめ複数の媒体に宿泊口コミが寄せられており、楽天トラベルでは調査時点で28件の評価で満点の⭐5.00という、高野山内でも際立った評価を得ています。スタッフの温かい気遣い・精進料理の美味しさ・朝の勤行の荘厳さ・抜群の立地への評価が特に際立っており、初めての宿坊体験者から四国巡礼の結願参りのリピーターまで幅広く高評価を集めています。以下、実際に届いた声をテーマ別にご紹介します。
部屋・設備・立地への評価
複数の口コミで共通して高く評価されているのが、客室の清潔さと好立地です。楽天トラベルには「リニューアルされたキレイなお部屋で、エアコン・ストーブ・空気清浄器・除湿器まで完備されていて、もう少し寒くなるとこたつも使えるようですね」という声がありました。また「お部屋も綺麗に掃除されていました」「特に立地、部屋からの庭の眺めは最高でした」という口コミも届いており、整えられた客室環境への満足度が高いことが伝わります。
宿坊なびの金助さんは「宿泊した部屋は豪華絢爛でした。なんと金箔をたっぷりと使っています。備品もテレビ・お茶セット・湯沸しポット・浴衣・タオル・ハミガキセットなどが揃っており、大満足な部屋でした」と客室の充実ぶりを伝えています。宿坊なびの風の色さんも「一切音のしない夜の静けさは何ともいえず、また空気は凛としていて普通の宿では味わえない特別な体験でした」と、高野山の宿坊でしか味わえない夜の静寂を綴っています。
トリップアドバイザーのきぬさやさん(2019年)は、足が不自由なパートナーとの旅でバス・トイレ付きのお部屋を選択。「受付の方の対応も非常に丁寧で、こちらからお願いする前に椅子を用意してくださるなど、細やかな気配りをいただきました。高野山という清澄な場の雰囲気とも相まって、こころ穏やかに過ごすことができました」という口コミを寄せており、バリアフリー対応を含むきめ細かな気遣いが評価されています。また、金剛峯寺まで徒歩数分という立地を活かして「壇上伽藍に近いため、混雑していない朝のうちにゆっくり散策・参拝できた」という声も届いています。
精進料理への評価
精進料理への評価も口コミ全体を通じて際立っています。楽天トラベルには「四国巡礼結願の御礼参りに利用させていただきました。朝の精進料理も美しく、美味しく、とても味わい深かったです」という声がありました。「部屋で頂く精進料理は美味しかったし、食事や布団のお世話もテキパキと気持ちよくしていただきました」「精進料理の中でも椎茸の含め煮が特に美味しかった」という具体的な感想も届いています。
宿坊なびの風の色さんは夜遅くに到着したにもかかわらず「着いてからの食事も料理が温かくとても美味しかったです。多分天ぷらなどは着いてから揚げてくれたのだと思います」と、到着時間に配慮した温かい料理への感動を伝えています。金助さんも「精進料理も、お坊様が部屋まで運んでくださったのが有り難く、天ぷらなど美味しい野菜料理がたっぷりでした」と記しています。トリップアドバイザーには英語で投稿した外国人旅行者の声もあり、精進料理(ベジタリアン食)が「おいしく面白い」と評されているような口コミも見られ、海外からの旅人にとっても印象に残る食事体験となっているようです。
朝のお勤め(勤行)への評価
朝6:00〜6:45に行われる本堂での勤行は、口コミでほぼ一様に感動の声が寄せられています。楽天トラベルには「朝の勤行からとても清々しく、またサービスも丁寧かつ迅速で満足でした」という声がありました。また「朝の勤行のお部屋は必見です。灯篭がとても綺麗です」という口コミも届いており、無数の灯篭が揺れる本堂での体験を絶賛する声が多く見られます。「朝のお勤めが忘れられない経験になった」という声も複数の媒体から確認されています。
トリップアドバイザーのkakusanさん(2022年)は「朝の御勤め体験もとても良い体験になった。ご住職のお話もとても素敵で、外国のお客様に対しても英語でつたえていた。参加者全員が良い体験になったと思う」と口コミを寄せています。また「朝のお勤め時、ご住職様がストーブをそっと着けてくださり、お気遣いに感謝しております」という楽天トラベルの声もあり、勤行中のさりげない心配りも評価されています。「朝の勤行後はご本尊を間近で見せていただけたし、御朱印も頂きました」という声もあり、勤行後の特別な体験とあわせて高評価を得ています。
「朝のお勤めにも参加させていただきましたが、お香と読経の中大変心地よい時間を過ごすことができました」「朝の読経後の住職が説明する英語は、これぞ説法と言うくらいわかりやすかった」という口コミも確認されており、特に英語での法話は海外からの旅行者にとっても宿坊体験の大きな魅力となっているようです。
スタッフ・おもてなしへの評価
スタッフへの評価はすべての媒体を通じて一致して高く、常喜院の最大の強みのひとつとなっています。宿坊なびの風情さんは「礼儀正しく、丁寧な言葉使い、そして暖かく迎えてくれる気品の良さです。夜遅くに帰ってきても、暖かく迎えてくれて温かい言葉をかけてくれました」と記しています。金助さんも「常喜院のお坊様が外国人のお客様に対して懇切丁寧に接していたのがとても嬉しく、同じ日本人として誇りに思いました」と綴っています。
楽天トラベルには「今回は宿泊者は私ひとりの様でした。若い僧侶様が、案内や食事の配膳、布団まで敷いて下さいました」という声があり、一人旅でも行き届いたもてなしを受けられることが伝わります。また「朝のお勤め時、ご住職様がストーブをそっと着けてくださり、お気遣いに感謝しております。初めての高野山での宿坊に、常喜院様を選んで良かったと感謝しています。また必ず伺いたいと思います」という声もありました。風情さんの言葉に象徴されるように、「また高野山に来ることがあればここの常喜院で今度は何泊かしてゆっくり泊まりたい」という声が繰り返し届く宿坊です。
立地・清潔感・サービス・精進料理・朝の勤行のすべてにわたって高い評価を集める高野山常喜院。初めての宿坊体験にも、リピートの参拝旅にも、また海外からの旅行者にも安心してお勧めできる高野山の宿坊です。
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ユーザーの声・口コミ・評判
10年以上前にこちらで一泊しました。東京から車で行き夜7時に宿坊に着く予定だったのですが、途中道に迷ってしまい夜11時頃に行くと玄関で宿坊の人が待っていてくれました。その対応も嬉しかったですが、着いてからの食事も料理が温かくとても美味しかったです。多分天ぷらなどは着いてから揚げてくれたのだと思います。そして一切音のしない夜の静けさは何ともいえず、また空気は凛としていて普通の宿では味わえない特別な体験でした。翌朝の6時からは勤行というものに参加しました。短い時間でしたがまた高野山に来ることがあればここの常喜院で今度は何泊かしてゆっくり泊まりたいです。
コメントを編集宛にいただきましたのでご紹介。
10年以上前にこちらで一泊しました。東京から車で行き夜7時に宿坊に着く予定だったのですが、途中道に迷ってしまい夜11時頃に行くと玄関で宿坊の人が待っていてくれました。その対応も嬉しかったですが、着いてからの食事も料理が温かくとても美味しかったです。多分天ぷらなどは着いてから揚げてくれたのだと思います。そして一切音のしない夜の静けさは何ともいえず、また空気は凛としていて普通の宿では味わえない特別な体験でした。翌朝の6時からは勤行というものに参加しました。短い時間でしたがまた高野山に来ることがあればここの常喜院で今度は何泊かしてゆっくり泊まりたいです。
風の音
コメントを編集宛にいただきましたのでご紹介。
宿坊体験をしたのは、高野山の常喜院です。
常喜院はライブ会場に行った時のようにグッズが充実していたのが印象的でした。
可愛いぬいぐるみのお地蔵さんのお守りがあったり、アーティストのライブで売っているような「常喜院Tシャツ」まで販売していました。
しかも、デザインがものすごく格好よく、左胸には地蔵菩薩の梵字、背中には般若心経をプリントしてあります。
そして、外国人の方が多く宿泊していたのも印象的でした。
常喜院のお坊様が外国人のお客様に対して懇切丁寧に接していたのがとても嬉しく、同じ日本人として誇りに思いました。
勿論、私にも丁寧な対応をしてくださりありがたかったです。
宿泊した部屋は豪華絢爛でした。
なんと金箔をたっぷりと使っています。
備品もテレビ・お茶セット・湯沸しポット・ 浴衣・タオル・ハミガキセットなどが揃っており、大満足な部屋でした。
精進料理も、お坊様が部屋まで運んでくださったのが有り難く、天ぷらなど美味しい野菜料理がたっぷりでした。
修行体験は朝のお勤めを体験してきました。
金助
コメントを編集宛にいただきましたのでご紹介。
旅行好きなので、全国のいろいろな宿坊に宿泊しましたが、とても快適に過ごせる場所でした。大きなホテルに泊まるよりも風情を感じられて良かったなと思います。私たち日本人だけでなく、外国の方も来ていて、皆さん本当に良い顔をしていました。一番感動したことは、宿坊の方の対応の良さです。礼儀正しく、丁寧な言葉使い、そして暖かく迎えてくれる気品の良さです。夜遅くに帰ってきても、暖かく迎えてくれて温かい言葉をかけてくれました。布団もとても気持ち良くてすぐに眠れました。
風情