智積院|宿坊 智積院会館
編集時の情報ですので最新の情報や詳細の情報は各宿坊にお尋ねく
●特色
京都・東山七条に佇む智積院会館(ちしゃくいんかいかん)は、真言宗智山派の総本山・智積院の境内に設けられた宿坊施設です。山号を「五百佛山(いおぶさん)」、寺号を「根来寺(ねごろじ)」と称し、紀州・根来山に起源を持つ法灯を今日まで受け継いでいます。成田山新勝寺・川崎大師平間寺・高尾山薬王院を大本山に擁する真言宗智山派の総本山として、全国約3,000寺院の信仰の中心に位置します。宿坊初心者から旅慣れた方まで、どなたでも宿泊できる開かれた宿坊として知られており、朝のお勤めや精進料理、国宝障壁画の鑑賞など、京都ならではの本格的な宿坊体験が待っています。
根来から京都へ——波乱に富んだ智積院の歴史
智積院の歴史は、興教大師覚鑁上人が高野山に開いた大伝法院の流れを汲みます。南北朝時代、根来山大伝法院の塔頭として学頭・真憲坊長盛によって建立された智積院は、根来山内の学問所として多くの学僧を育んできました。しかし天正13年(1585年)、豊臣秀吉の根来攻めにより全山が炎上。当時の住職・玄宥(げんゆう)僧正は弟子たちを率いて難を逃れ、新義真言宗の法灯を守るべく京都へと流浪の旅に出ました。
その後、関ヶ原の戦いの翌年にあたる慶長6年(1601年)、徳川家康は京都東山の豊国社附属の土地と建物を玄宥に与え、智積院はついに京都の地で復興を遂げます。さらに元和元年(慶長20年・1615年)、豊臣家の滅亡後に江戸幕府から隣接する祥雲寺(祥雲禅寺)の寺地を与えられ、境内はさらに拡大されました。祥雲寺はもともと豊臣秀吉が3歳でこの世を去った愛児・鶴松の菩提を弔うために天正19年(1591年)に建立した禅寺で、その豪壮な客殿を飾っていたのが、後に国宝となる長谷川等伯一門の障壁画です。かつて自ら根来を焼き払った秀吉が遺した文化遺産を、奇しくも智積院が守り継ぐ形となった——その歴史の綾が、この寺の重みをいっそう深いものにしています。
国宝の障壁画と「利休好みの庭」——東山随一の文化財
智積院が誇る二大文化財が、長谷川等伯一門の障壁画(国宝)と名勝庭園(国の名勝)です。父・等伯が描いた「楓図」と、25歳の時に描き翌年26歳で夭折した長男・久蔵による「桜図」をはじめとする絢爛豪華な障壁画群は、天和2年(1682年)の火災をくぐり抜けて現存し、令和5年(2023年)4月に開館した宝物館(別途拝観料)で公開されています。一方の名勝庭園は「千利休好みの庭」とも称される池泉式の名庭で、中国の廬山を模して築かれた築山と池の景が、四季折々の草花とともに訪れる者の心を静めます。朝のお勤めの後は、僧侶の解説を受けながら名勝庭園を特別に案内してもらえるのが宿泊者ならではの醍醐味。「早朝まだ見学の方が入れない時間帯に、お寺の方の説明を聞きながら庭園と長谷川等伯の壁画の拝観ができた」と口コミでも高く評価されています。
朝のお勤め・護摩法要・精進料理
宿坊体験のハイライトは毎朝6時(冬季12〜2月は6時30分)から行われる朝のお勤めです。本堂「金堂」での読経に続き、明王殿では護摩のお勤めに参拝でき、燃え上がる炎と響き渡る太鼓・読経の迫力は「大講堂でのお勤めは圧巻」と多くの宿泊者が語るほど。口コミには「広い本堂に響き渡る読経は大迫力で、心身が清められる思い」という声が届いています。
食事も智積院会館ならではの充実した内容です。夕食は京懐石料理と精進料理から好みやご予算に合わせて選択可能。朝食には、高野山から根来、そして京都へと智積院の歩みを伝える「根来汁(ねごろじる)」を主菜とする精進料理が、食作法に従い静かに供されます。「朝夕ともに思いのほかしっかりとしたボリュームの精進料理を堪能した」という口コミのように、内容・量ともに満足度の高い評判を得ています。
リニューアルされた快適な客室と大浴場
智積院会館は、昭和41年(1966年)の開業から半世紀以上にわたり宿坊として愛されてきましたが、老朽化のため建て替えを経て令和2年(2020年)9月に全面リニューアルオープン。総室数44室の館内には、洋室・和洋室・純和風の和室が揃い、個人旅行から家族・グループまで幅広く対応します。Serta社製ポケットコイルマットレスを全ベッドに採用し、純和風の和室から望む境内の景色は春の桜・青もみじ、秋の紅葉と移ろい、まさに京都らしい情緒を満喫できます。館内には大浴場も完備。「そこらのビジネスホテルよりきれいで設備も整っていた」という口コミが示すように、宿坊の精神を大切にしながらも現代の快適さを兼ね備えた施設となっています。
JR京都駅からバスでわずか10分、清水寺・三十三間堂・京都国立博物館にも近い抜群の立地でありながら、境内に一歩踏み入れると「観光客で賑わう有名スポットとは異なる、静かで落ち着いた雰囲気」が広がります。歴史・文化財・精進料理・朝のお勤め、そして庭園の特別案内——これほど多彩な京都体験を一晩の宿坊に凝縮できる場所は、そうそうありません。京都 宿坊を初めて体験したい方にも、何度も訪ねたいリピーターにも、智積院会館は京都随一の宿坊体験を届けてくれます。
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●都道府県
京都府
●住所
京都市東山区東大路七条下る東瓦町964
●アクセス
京阪電鉄七条駅から徒歩10分
●電話番号
●おおよその予算
7,000円
●部屋の種類
個室(和室)
●インターネット環境
なし
●設備・サービス
大浴場, リンス・コンディショナー, ボディソープ, タオル, ドライヤー, 冷蔵庫, 朝食, 夕食, 日本茶, 個別エアコン, テレビ, 自動販売機, 浴衣, スリッパ
●チェックイン
15:00~21:00
●チェックアウト
10:00
●ホームページ
●Facebookページ
●体験
精進料理, 護摩行, 勤行
●口コミ
智積院会館には、宿坊なび・楽天トラベル・じゃらんnet・フォートラベルをはじめとする複数の媒体に宿泊体験の口コミが数多く寄せられています。ホテル顔負けの清潔な客室と大浴場・精進料理の美味しさ・早朝のお勤めと護摩法要の荘厳さ・僧侶による境内案内への評価がとりわけ高く、宿坊初心者から京都リピーターまで幅広い層に支持されています。以下、実際に届いた声をテーマ別にご紹介します。
客室・設備・全体の印象
リニューアルした現在の智積院会館に対し、複数の媒体の口コミで最も多く見られる第一印象が「宿坊らしくない快適さへの驚き」です。価格.comには「お部屋は、宿坊という感じはあまりしなかったが、そこらのビジネスホテルよりきれいで、設備も整っていました」という声が届いており、じゃらんnetには「宿坊もリニューアルされており部屋も館内もとても綺麗。大浴場もあり、普通のホテルよりむしろリッチなステイが出来ます」という口コミもありました。また「部屋は最新式のピカピカの洋室ホテル形式」(フォートラベル・実結樹さん)という体験記もあり、洋室・和洋室・和室から好みに合わせて選べる点も評価されています。
宿坊なびのまりえさんは「お部屋は鍵を掛けられる個室なので、宿坊に泊まるのが初めての人にはおすすめです。個室はもちろん大浴場やトイレなどの共用部分などもとても清潔にされていた」と安心感を伝えています。じゃらんnetには「ツインで一つ一つのベッドがとても広く、マットレスもちょうど良い硬さで枕もお布団も快適な厚さ」という声もあり、寝心地への評価も高いです。さらにフォートラベルの体験記(実結樹さん)には「玄関を入って直ぐのフロントで、剃髪して墨染めの衣を着た尼さんがPCを繰りながらテキパキと受付をしてくれました」という記述もあり、宿坊ならではの凛とした雰囲気がさりげなく体験できるとの声も届いています。なお、館内にはチェックイン後や朝食前に立ち寄れる売店があり、八ッ橋・漬物などの京都土産から智積院オリジナルの御守りやお線香まで揃っており、御朱印も「フロントにてお尋ねしてお願いすることができた」(価格.com)という口コミもあります。
大浴場への評価
智積院会館の大浴場(目安:15:00〜23:00。※時間は変更になる場合があります)についても口コミで多く取り上げられています。「お風呂は遅い時間に入ったため大浴場が貸切状態で快適でした」(じゃらんnet)、「大浴場を貸し切り状態で堪能」(価格.com)など、宿坊体験のアクセントとして大浴場を楽しんだ声が届いています。宿坊なびのまりえさんも「大浴場も清潔にされていたので、新しくなってもきっと気持ちよく過ごせると思います」と期待を寄せており、楽天トラベルには「親子旅行で大浴場もあることもとてもありがたく、生き返る心地を味わいました」という感想も届いています。観光で歩き疲れた体を癒すのにも喜ばれているようです。
朝のお勤め・護摩法要への評価
宿泊者が口をそろえて高く評価するのが、早朝のお勤め体験です。じゃらんnetには「寒いお堂の中、お坊さんが30人以上集まりお経を唱えられるのを見学しましたが、ただただ圧倒されました!」という声があり、Japan Retreat HubのKT様も「大勢の僧侶による読経、その後の真言密教の護摩法要は貴重な体験となります」とコメントしています。フォートラベルの体験記(実結樹さん)では「金堂での30人以上の僧侶によるお経の大合唱は荘厳」と具体的に記されており、「椅子席だったので苦痛はありませんでした」とも添えられています。
護摩法要については、じゃらんnetに「2つ目のお堂を出ると外は明るくなっていて、気持ちが本当にスッキリしていた」という清々しい体験談があり、楽天トラベルには「早起きしてお経を聞くというのは想像を超える清々しさで有難い気持ちで一日を始めることが出来ました。護摩焚きの迫力も素晴らしかったです」という声も届いています。宿坊なびのまりえさんも「朝の静謐な時間は素晴らしい思い出になりますよ」と綴っており、お勤め後に庭園を眺めながらお茶とお菓子をいただく時間も「とても貴重で贅沢な時間」と評しています。宿坊なびの啓介さんも「朝の修行は必須です。私は足を折ることが出来ないのですが、宿泊時にそのことを告げると、問題ないとのことでした」と体の不自由な方への配慮も伝えています。
精進料理・食事への評価
精進料理への評価も口コミに多く登場します。楽天トラベルには「精進料理は夕食・朝食ともに種類・量ともに満足です。薄味で美味しかったです。お部屋も館内全て清潔で気持ちよく過ごすことができました」という声があり、同じく楽天トラベルには「精進料理は丁寧に作ってあり、とても美味しかった」という口コミも届いています。じゃらんnetには「朝食は和定食と精進料理それぞれをいただきましたが、テーブルで厚揚げを焼いて仕上げる精進料理が印象的でした」という具体的な体験談もあり、調理へのこだわりを評価する声が確認されています。楽天トラベルには「朝夕共に思いのほかしっかりとしたボリュームの精進料理を堪能しました」という口コミもあり、量・内容ともに満足度の高い評判を得ているようです。
朝食の名物である「根来汁(ねごろじる)」についても、フォートラベルの体験記(実結樹さん)では「明王殿で御祈祷した小豆入りの智積院名物・根来汁も食べられます。お米が美味しい」と記されています。また宿坊なびの啓介さんは「食事はシンプルな精進料理ですが、宿泊料金を考えると十分な内容で、シンプルでありながら手がかかっていて、とても美味しかったです」と評しており、コスパの面からも精進料理を高く評価する声が届いています。
立地・スタッフ・総合評価
立地への評価も口コミで頻繁に登場します。「京都駅に近くバス10分程度、バス停からすぐの好立地。ホテルは小規模ながら最新の設備」(Japan Retreat Hub・KT様)、「三十三間堂や京都国立博物館にも近い立地なので観光にも非常に便利です」(Japan Retreat Hub・ATM様)という声があり、宿坊なびのまりえさんも「交通の便が良く、近隣にも歴史的建造物が多く建ちならぶ立地」と記しています。スタッフについては、宿坊なびの啓介さんが「受付の対応も丁寧で、気持ちよく宿泊できました」と綴っており、じゃらんnetには「食事処の方には翌日の観光を含め、色々と親切にお話をしていただけとても有難かった」という声も届いています。
全体の評価として、Japan Retreat HubのATM様は「宿坊の印象を良い意味で裏切る宿です。高級ホテルかと思う外観と設備。それでありながら参加できる朝のお勤めと精進料理の朝食。このギャップを楽しめる宿坊です」と総括しており、「来年の京都旅行の際もぜひ泊まりたい」(楽天トラベル)、「また利用にお邪魔したい」(価格.com)というリピート意欲を示す口コミも複数確認されています。京都 宿坊を初めて体験したい方にも、何度も訪れたいリピーターにも、真言宗智山派の総本山が誇る格式と最新の快適さを併せ持つ智積院会館は、強くおすすめできる宿坊です。
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ユーザーの声・口コミ・評判
コメントを編集宛にいただきましたのでご紹介。
庭園の美しい智積院の境内にある智積院会館は、歴史を感じさせる鉄筋コンクリート造の宿坊施設でした。(建て替えが予定されていて、現施設は2018年12月31日をもって休業します。新しい施設の開業は、2020年春の予定だそうです。)食事はシンプルな精進料理ですが、宿泊料金を考えると十分な内容で、シンプルでありながら手がかかっていて、とても美味しかったです。朝の修行は必須です。私は足を折ることが出来ないのですが、宿泊時にそのことを告げると、問題ないとのことでした。受付の対応も丁寧で、気持ちよく宿泊できました。
啓介
コメントを編集宛にいただきましたのでご紹介。
智積院会館は京都の東山区にある宿坊で、交通の便が良く、近隣にも歴史的建造物が多く建ちならぶ立地です。智積院は真言宗智山派の総本山で、お寺の敷地の中に宿坊として利用できる智積院会館があります。滞在中のお世話はお坊さんがして下さり、お部屋は鍵を掛けられる個室なので、宿坊に泊まるのが初めての人にはおすすめです。建物の老朽化によって、以前の施設は2018年12月末をもって休業し、2020年春に改めて開業の予定だそうです。以前の建物はたしかに設備が少し古いと感じる部分もありましたが、個室はもちろん大浴場やトイレなどの共用部分などもとても清潔にされていたので、新しくなってもきっと気持ちよく過ごせると思います。また、宿泊すれば朝のお勤めに参加することができます。その後、庭園を眺めながらお茶とお菓子をいただけるのはとても貴重で贅沢な時間です。朝の静謐な時間は素晴らしい思い出になりますよ。
まりえ